駐車場経営は儲かるのか?設備投資に掛かるお金も解説
今回は『駐車場経営は儲かるのか?設備投資に掛かるお金』についてです。この記事ではネット上に記載されている情報にいくつか疑問点がありましたので、実際にかかる設備投資費用とランニグコストについて書いていこうと思います。
参考までにお読み下さい。
1.コインパーキング初期投資
皆さんも一度はコインパーキングを利用したことあると思いますが、コインパーキングで設備に注目してみたことはないと思います。
実はコインパーキングの機械は意外にも高く、精算機で約150万円、車を止めた際に作動する機械が1機20万円ほどします。
その他照明器具などを合わせると、10台分の駐車スペースで約400万円くらいの設備投資費用が掛かります。
これはもちろん土地をもっている人の話しで、持っていない人の場合は新たに土地を取得するか、土地を借りるかの2択になってきますが、土地を借りる場合には地主さんの一声で撤去しなくてはいけないリスクが伴います。
なので、借地の場合は地主さんにもウマミが出るように収益を分配しなくてはいけません。
更に故障した時や破損した場合などに備え、あらかじめ保険に加入しておくことが必要になり、月々数万円の負担が発生します。
このようにたくさのお金は掛かりますが、コインランドリーは初期投資に約3000万円掛かるので、それと比べると比較的少ない投資で始める事ができます。
2.コインパーキングの収益
単月での売り上げはこちらです。
これは住宅街に設置しているコインパーキングの売り上げになります。
よく見てみると日曜日の売り上げよりも平日の売り上げの方が高いことがわかります。
これは利用者の多くが業者などのビジネス客をメインに利用している事が予測できます。
稼働率はこちら☟
夜間帯の利用よりも日中の利用率の方が高くなっていることがわかるかと思います。
つまりは売上、稼働率を考慮するとビジネス客の利用がほぼ確実に多いとわかります。
3.ランニングコスト
月に掛かるランニングコストは電気代が約4000円程度で保険が2万円、駐車場を借り上げていた場合は駐車場代などが掛かり、年間で100万円から200万円ほど掛かります。
年間の売り上げ額が300万円~400万円なので、実質はプラスに転じています。
また月のメンテナンス回数は1回だけ集金などをするだけなので、不労所得として収益を得ることができます。
ただしこれらはあくまで立地条件や都市などの相場によって前後するので、必ずしもこれらの数字が正しいとは限りません。
駐車場の設計や配置図などは全て業者さんがしてくれ、見込み収益も提示してくれるので、それらを参考に周辺のコインパーキングの稼働率を見てからやってみることが大事だと思います。
まとめ
コインパーキングは立地場所に大きく左右されますが、手軽に始めることが出来ますし専門知識を必要としないので、とても簡単だと思います。
また集客に関しては周辺の駐車場の金額をみて調整を行なえば、それなりに効果が出やすくなります。
更に集金時には現金の束を手で掴むため、優越感に浸れると思います。
これらはあくまで個人の感想に基づく内容になっておりますので、今から始めよう思っている方は参考までにお役立てて下さい。