お茶の間メディア

著:WEBライターマルチョウ

ー限定公開記事ー

【2022年最新版】トヨタ自動車の経営戦略と未来 

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今回のテーマは『2022年トヨタ自動車の経営戦略と未来』についてです。日本の代表企業と言えばトヨタ自動車ですが、今回はこちらのトヨタ自動車の経営戦略や未来について記事を書いていこうと思います。

こんな人にオススメ

1.トヨタ自動車について知りたい

2.販売戦略について知りたい

3.これからの未来について知りたい

 

 

 

1.トヨタ自動車とは?

戦後、日本の発展を支えた代表企業の1つです。

原点は織物から始まり、その資金を基に自動車産業へ入ってきました。織物創業者は豊田佐吉氏で、後のトヨタグループ創始者は豊田喜一郎氏です。

実は喜一郎の父である佐吉も非常に優れており、発明家として新しいものを世に送り出していました。家庭環境がもともとお金を生み出す仕組みを知っていたからこそ、今のトヨタグループを創りだすことが出来たのかもしれません。

 

2.トヨタ自動車の凄さ

まず日本企業では独走状態です。どれくらい違うかと言うと、ハリウッドスターと日本のわき役ぐらいの圧倒的違いで、他の追随は不可能です。売上高は約27兆円で約3兆円の営業利益があります。本気をだせば1つの国を作ることも可能ではないでしょうか?国内国外生産台数は1000万台近くになりますが、約80%は海外に向けて販売輸出をしています。そしてトヨタの本当の凄さは研究開発費用で、なんと1兆円を投じています。どれくらい凄いかと言うとホンダと日産2社を合わせてようやくトヨタと同じ金額になるぐらいなので、良い商品が作れて必然的に売れてしまうのは当たり前ではないでしょうか。

    2021年9月公式発表中間決算    

売上高・・・前年同期比36.1%増の15兆4812億円

純利益・・・前年同期比2.4倍の1兆5244億円

3.車が売れない時代

最近よく車が売れない時代になり、若者の車離れが起きていると言われておりますが、実際に保有台数のデータを調べてみました。

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2017年までの国が出しているデータです。一番右側の数字が保有台数になりますが実は年々増えています。

人口が年々減ってきている中で、保有台数が増えてきている事はつまり、車が売れない時代というより車の販売において回転率が悪くなったということです。

具体的に言うと、車の品質、性能が上がってくることにより、耐久年数が伸びた為に買い替えのサイクルが遅くなったという結論になります。

これらはどの業界にもあてはまり、良い製品を作れば作るほど物が売りにくい状況が作られていきます。ちょっと型落ちでも長く使えるので、わざわざ高額商品を買う必要はないですよね。

 

4.車のサブスク化戦略

トヨタの代表的な定額制プラン「キント」コンセプトはドラゴンボールの筋斗雲です。いつでもどこでもみたいな感じです。

サブスクスタート時は大きくコケてしまい、月額料金が高すぎて買った方が安いでしょってツッコミたくなる価格でした。

今では車種によって月額約1万円で乗れるようになりました。と、ここまでが一般的な視点になりますが、なぜサブスクを定着化させようと思ったのか、ここが戦略です。

サブスクにしてしまえば強制的に買い替えをさせる事が出来るからです。車の所有権はディーラーにあるわけで、一般人が10年サイクルで買い替えていたものをディーラーが5年で買い替えてくれれば2倍の早さで買い替えが起きます。

また日本車は品質がよく中古なので金額的にも手に入りやすく、海外では爆売れ状態です。トヨタグループ全体が活気づく1つの販売戦略になります。

また併売化(どの販売店でもどの車種でも買える)をすることにより、販売供給強化を促しています。

販売店がそれぞれ経営統合を行い、業務効率化とコストダウン、それから価格競争を抑える事により利益確保にも力を入れています。

ポイント

個人の買替えでは限界がある為、販売店への供給量を一定にする狙いがある。

 

5.水素車の導入

トヨタは以前より電気自動車でなく新エネルギーとして、水素自動車に力を入れてきました。しかし、未来を担う車「ミライ」は全く売れていません。なぜ売れないか?供給ステーションと車格が700万円台と高すぎるからですね。補助金が出たとしてもとても買える値段ではないです。供給ステーションの問題は深刻で揮発性が高く、屋根がある場所に作ってはいけないだとか敷地面積がとてつもなく広くないと作れないとか縛りが厳しいです。なので、都心部はまず莫大なコストがかかるので作れません。対抗する電気自動車は「テスラの電気自動車」で国内販売台数もミライに圧勝していますし、テスラステーション(高速充電)の数も圧勝しています。なぜここまで水素車にこだわるのかは筆者も予測がつきません。1つ言えることは電気自動車の技術は他国に負けているので今のところ勝てないことです。しかし、2022年のトヨタ自動車はEV化に向けて本格的に始動しました。以下がトヨタ自動車による戦略発表です。

EV化への取組み

1.EV戦略に4兆円の投資を行う。

2.2030年までに世界市場のBEV販売台数目標を350万台に設定

3.高級車レクサスのBEV化を2035年までに達成

 

6.これからの未来

トヨタは未来型都市ウーブン・シティを打ち出していますが、この未来型の街は将来車と町が一体化することをわかっているので、その試験的都市だと思っています。つまりは車も町も家も全て家電のようなものです。

これは外資系のアマゾンやテスラが描いている構想と同じもので、この未来型都市を実現できたものが世界を制することが出来ると筆者は思っています。

そのために日本社会はIT分野、特にAIやロボット技術に力を入れないと勝つことは非常に厳しいです。日本のIT教育は非常に遅れているので、皆さんが今出来ることは子供の教育にプログラミングなどをさせることで、子供の将来への選択肢を広げてあげることができます。

また、ここ最近では電気自動車にも力を入れてきたようで、EV戦略に4兆円規模の投資を行い、レクサスなどのEV化を目指すと発表しています。

欧州車のEV化戦略に遅れをとりながらも、トヨタの莫大な資金力と洗練された技術により、今後の市場の動きが大きく変わるかもしれません。

まとめ

日本企業はわずか数十社しか世界に対抗できる企業がないほど衰退しているのが事実です。ここでトヨタがどれだけ活躍できるかが日本の将来を決めると言っても過言ではないと思っています。

もちろん他の企業も日本を背負って戦っているので、他人事のように言いますが是非頑張って欲しいです。そして私たちも自分に何が出来るかもう一度考えなければいけません。

 

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