遺族年金って何?意外と知らない制度を解説
今回のテーマは『遺族年金って何?制度について解説』です。
1.遺族年金ってどんな制度?
まず公的年金(厚生年金、国民年金)に加入している人が貰える制度です。
支給対象者は子、子のある配偶者(子とは18歳の年度末3月31日経過していない未婚の子)
簡単に言うと大黒柱を亡くした奥さんが毎月生活費が貰える制度ですね。
2.遺族年金は2種別
①遺族基礎年金...国民年金加入者が亡くなった時に支給される※終身年金ではない
支給対象要件
1)納付済が2/3以上
2)特例として死亡日の前2カ月までに1年以上滞納がない
支給対象者外
1)子がいない(中高齢寡婦加算40歳~64歳の子のいない妻は貰える年額585700円)
2)子全員が18歳以上
3)年収850万円以上
受給額
年額780900円+子 第1子、第2子は年額224700円
ざっくり言うと年間約100万円は貰えますね。
②遺族厚生年金...厚生年金加入者が亡くなった時に支給される
3.支給対象者
1)養われていた妻、子、孫、55歳以上の夫、父母、祖父母
2)子がいなくても貰える
終身年金だが妻が30歳未満の場合5年間支給の有期になる。
4.税制優遇
1)遺族年金は全額非課税
2)寡婦控除年間27万円
3)1人親控除年間35万円
4)基礎控除48万円
5)家内労働等の必要経費特例年間55万円
6)青色申告控除年間65万円
例として未亡人が年間320万円の手取りがある場合、上記活用で税金が掛からない。
195万円の控除と遺族年金約120万円=年間320万円の手取り
まとめ
これらを踏まえて筆者が伝えたい事は、今加入している生命保険などは本当に必要か
どうか再度見直してみてはいかがでしょうか?
厚生年金に加入出来ない自営業の方などは手厚い保険じゃないとカバー出来ないかもしれませんが、会社員で持ち家の方は尚更ですね。
ご拝読頂き有難う御座いました。